ナスの天ぷらがサクサクに化ける!油を吸わせないプロの黄金比と揚げ方
ナスの天ぷらがサクサクに化ける!油を吸わせないプロの黄金比と揚げ方の基本情報から最新動向までをわかりやすく整理しました。
プロの天ぷら職人は、仕込みの段階で油を吸わせないための布石を打っています。切ってから時間を置かずにすぐ揚げる場合、長時間の水晒しによるアク抜きは原則不要です。ナスのアク(ポリフェノール類)は空気に触れて酸化することで変色しますが、切って直ちに揚げるのであれば風味の損失や余分な吸水を避けるため、水に浸けないほうがサクサクに仕上がります。
見栄えと火通りを両立する「扇切り(末広切り)」の手順
ナスの天ぷらで定番の「扇(おうぎ)切り」は、単なる見た目の美しさだけでなく、火の通りを均一にして短時間で揚げるための合理的な技術です。
- ヘタのトゲを切り落とし、ガクの周りに浅く包丁を入れて皮を剥き取る(ヘタ自体は残すと扇の要になります)。
- 縦半分にカットし、皮目を上にしてまな板に置く。
- ヘタ側を1〜1.5cmほど残し、先端に向かって幅3〜5mm間隔で縦に切り込みを4〜6本入れる。
- 皮の表面に格子状、または斜めの浅い隠し包丁を入れておくと、熱による皮の縮みを防ぎ、噛み切りやすくなります。
- まな板の上で手のひらを使って優しく押し広げ、綺麗な扇状に整える。
切った直後は、果肉の断面から滲み出る微細な水分をキッチンペーパーで入念に拭き取ることが必須です。このひと手間を惜しまないことで、後からつける打ち粉が均一に密着し、衣の剥がれと余分な油の侵入を劇的に抑えられます。