なぜ実物と違う?写真写りが悪い原因と劇的に盛れるプロの最新技

なぜ実物と違う?写真写りが悪い原因と劇的に盛れるプロの最新技に関する基本知識をわかりやすくまとめました。詳細を読もうことができます。

詳細を見る

実物と写真で顔の印象がかけ離れてしまう背景には、「光学的な歪み」と「脳の認識ギャップ」という2つの決定的な要因が存在します。

まず光学的な側面として知っておくべきは、カメラレンズの歪みと焦点距離の関係です。一般的なスマートフォンの標準カメラは、24mm〜26mm相当の「広角レンズ」が採用されています。広角レンズは広い範囲を撮影できる反面、「レンズの中心に近く、カメラに近いものほど引き伸ばされて大きく写る」という物理的特性(パースペクティブの歪み)を持っています。

そのため、至近距離からスマホで顔を撮影すると、顔の中心にある鼻や頬が前方に膨張し、輪郭が外側に引っ張られたような歪んだ顔立ちになってしまいます。プロのポートレート撮影で85mm〜105mmの中望遠レンズが多用されるのは、この歪みを排除し、肉眼で見たままの自然な立体感を再現するためです。

もう一つの決定打が、心理学でいう「単純接触効果」と「鏡像認知」の不一致です。人間が日常的に見ている自分の顔は、洗面所やメイク時に見る「鏡に映った左右反転の顔」です。脳は鏡で見慣れた自分の顔を「正しく魅力的な姿」として記憶しています。

しかし、他人が撮影した写真に写るのは「非反転(他者から見た左右)」の顔です。人間の顔は完全な左右対称ではないため、左右が入れ替わった自分の写真を見ると、脳は無意識に強烈な違和感や不気味さを感知し、「写真写りが悪い」と評価してしまいます。つまり、他撮り写真を見て感じるショックの多くは、単に「見慣れていないことへの脳の拒絶反応」に過ぎないのです。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest