イラン最高指導者と大統領の違いとは?ハメネイ後継と権力の真相
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現在第2代の最高指導者を務めるアリー・ハメネイ師は、1939年7月、イラン北東部の聖地マシュハドの宗教家庭に生まれました。若き日からパフラヴィー国王の親米世俗独裁政権に対する抵抗運動に身を投じ、秘密警察SAVAKによる幾度もの投獄や拷問を経験しています。1979年の革命後は頭角を現し、国防副大臣、テヘランの金曜礼拝導師、そして1981年から1989年まで大統領を2期8年間務めました。
1981年の爆弾暗殺未遂事件によって右腕の機能を失う重傷を負いながらも生き延びた経緯は、支持者の間で「生ける殉教者」としての神格化を加速させました。1989年6月にホメイニ師が死去した際、当時のハメネイ師は法学者としての最高位(マルジャエ・タグリード)には達していなかったものの、ホメイニ師の遺志とラフサンジャニ元大統領の後押しを受け、憲法改正を経て最高指導者の座を継承しました。
それから35年超。現在ハメネイ師は80代後半を迎え、公の場に姿を見せる回数は管理されています。公式発表資料やテヘラン発の外交筋の動向によると、定期的な前立腺治療や健康不安説が絶えず囁かれる中、演説では時折力強い身振りを見せつつも、声のかすれや歩行時の介助が見受けられるなど、確実な肉体の衰退が観察されています。