脳梗塞と脳卒中の違いとは?見落とせない前兆と救命の初期対応

脳梗塞と脳卒中の違いとは?見落とせない前兆と救命の初期対応について重要なポイントを解説いたします。最新の情報をお届けします。

脳細胞は血流が途絶えると1分間に約190万個が失われるとされ、初期症状の把握と迅速な受診が予後を大きく左右します。国際的に救急医療の現場で広く導入されているのが、脳卒中の前兆を見分ける「FAST(ファスト)の法則」です。

異変を感じた際、自身や周囲の人が確認すべき項目は以下の3点と行動指示に集約されます。

  • F(Face / 顔の麻痺):「イー」と笑顔を作らせた際、口角の片側が下がり、顔の左右の動きが非対称にならないか。
  • A(Arm / 腕の麻痺):両腕を手のひらを上にして前に真っ直ぐ突き出させ、目をつぶった際に片方の腕だけがだらりと落ちてこないか。
  • S(Speech / 言葉の障害):短い文章(例:「今日はいい天気です」)を復唱させた際、ろれつが回らない、言葉が出てこない、意味不明な言葉を話さないか。
  • T(Time / 発症時刻と迅速通報):これら3つのうち1つでも該当すれば脳卒中の疑いが濃厚。発症した正確な時刻を確認し、迷わず「119番通報」を行う。

特に注意を要するのが、数分から数時間で症状がすっかり消えてしまう「一過性脳虚血発作(TIA)」です。「一時的な疲労だろう」と放置してしまうケースが目立ちますが、日本脳卒中学会の臨床指針でも、TIAを発症した患者の約1割が48時間以内に本格的な脳梗塞を発症することが警告されています。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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