わずか7日の昭和64年!幻の硬貨価値や生まれの割合と真相を徹底解剖
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1989年の幕開けは、祝祭ムードとは程遠い異様な静けさの中にありました。昭和63年秋以降、昭和天皇の闘病生活が長期化し、日本全国が極端な「自粛ムード」に包まれていたためです。
百貨店の初売りセールは規模を縮小し、テレビ番組も賑やかな新春特番を避け、終始落ち着いたトーンで放送されていました。そして1月7日の崩御直後、民間放送各社は一斉にCM放送を取りやめ、終日「特別報道番組」へと切り替えました。当時を知るテレビ局ディレクターの手記には、「崩御の報が入った瞬間、事前に用意されていた追悼アーカイブテープの再生機に走り、予定していたバラエティ番組はすべてお蔵入りになった」という当時の緊張感が記されています。
街頭では、前年末に全国の家庭や企業へ配布済みだった「昭和64年カレンダー」が大混乱を招きました。1枚目の表紙や各月のヘッダーに誇らしげに刷り込まれた「昭和64年」の文字。改元に伴い、印刷会社には「平成元年」表記への刷り直しやシールの問い合わせが殺到し、対応に追われました。結果として、刷り直されずに廃棄を免れた昭和64年カレンダーは、現在では当時の世相を物語る貴重な歴史遺産としてオークション等で取引されています。