ボリューミー」は実は誤用?ネイティブに通じない真相と正しい英語表現

ボリューミー」は実は誤用?ネイティブに通じない真相と正しい英語表現とは一体何なのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。

「ボリューミー」に近い正規の英単語として辞書などで引き合いに出されるのが「voluminous(ヴォリューミナス)」です。しかし、この両者には意味の適用範囲において決定的なギャップが存在します。

英語の「voluminous」は、主に「(布地やスカートが)ゆったりと広がっている」「(髪の毛が)豊かなボリュームを持っている」「(書物や記録が)膨大で大部である」といった、物理的なかさや広がり、学術的な分量を描写する際に用いられます。日本人が日常的にもっとも頻繁に使う「料理の量が多くてお腹いっぱいになる」という意味で「voluminous food」と表現することは、英語圏では極めて不自然とみなされます。

料理、ファッション、ビジネスなど、文脈に応じた適切な英語表現と日本語の言い換え基準を以下の比較表にまとめました。

使用シーンボリューミーの意図正しい自然な英語表現編集部の見解・適切な日本語料理・食事量が多くて食べ応えがあるhearty / filling / generous portion「食べ応えのある」「盛りの良い」「満足感の高い」への言い換えが自然。髪型・美容毛量が多くふんわりしているvoluminous / full / thick「voluminous hair」は英語として完全成立。「ふんわり豊かな」が適切。ファッションスカートや袖の広がりが大きいvoluminous / oversized / puffy「voluminous skirt」は定着した表現。「立体感のある」なども有効。ビジネス・資料資料や作業の分量・厚みがあるsubstantial / extensive / comprehensive「大部の」「充実した」「重厚な」など改まった語彙を選択すべき。

食事の場面において、満腹感や豪快さを表したい場合は「a hearty meal(心温まるボリューム満点の食事)」や「a filling dish(お腹にたまる料理)」を使うのが英語圏の標準です。英語と和製英語では、単語が持つ守備範囲が根本的に異なっている点を押さえておく必要があります。

斉藤 蓮

斉藤 蓮

デジタルマーケティングコンサルタント

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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