民謡の歌い方はポップスと何が違う?プロが教える「こぶし」習得の極意
民謡の歌い方はポップスと何が違う?プロが教える「こぶし」習得の極意に関する疑問や疑問点をわかりやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。
民謡初心者が最初の課題曲として取り組むのに最適なのが、北海道の代表的な仕事唄である「ソーラン節」です。リズムが明確で音域の跳躍が分かりやすく、民謡特有の発声法とこぶしのエッセンスが凝縮されています。
「ソーラン節」歌唱のポイントと実践手順
1. 出だしの「ヤーレン ソーラン」で語頭を鋭く当てる
ポップスのように柔らかく息を吐きながら入るのではなく、声帯をしっかり閉じた状態から「破裂音」に近い強さで「ヤッ」と立ち上げます。民謡の上達理由の根底には、この「語頭のアタック感」を体得できるかどうかが大きく関わっています。
2. 「チョイ ヤサエ エンヤンサーノ」のリズムのノリ
民謡はメトロノームのような均等な拍ではなく、わずかに後ろに重心がかかる「後ノリ(タメ)」が存在します。舟を漕ぐ櫂(かい)を水面に突き刺し、グッと体重を乗せて引き寄せる身体の反動を声に乗せることで、平坦だった歌唱が一気に本格的な民謡のグルーヴへと化けます。
3. 語尾の処理(投げ捨てと余韻)
フレーズの終わりをフェードアウトさせず、強く張った状態からパッと息を止める「止め」や、一瞬だけ音を跳ね上げて切る技術を使います。これが民謡特有の「切れ味」を生み出す秘訣です。