伝説のゲイ雑誌『G-Men's』が変えた身体観と休刊の真相

伝説のゲイ雑誌『G-Men's』が変えた身体観と休刊の真相の詳細解説をご紹介します。最新トレンドが詰まっています。

創刊から約21年にわたり熱烈な支持を集めた『G-men's』ですが、2016年4月号をもって休刊となりました。コアなファン層を抱えていたにもかかわらず、なぜ紙媒体としての幕引きを選ばざるを得なかったのか。その背景には複数の構造的変化が存在します。

最大の要因は、「出会いとコミュニティ機能」のデジタル移行です。かつてゲイ雑誌の巻末にあった「文通欄」や「伝言板」は、当事者が孤立から脱し仲間やパートナーを探す生命線でした。しかし、2000年代のインターネット掲示板(メンヘル、ゲイ向け掲示板等)の普及、そして2010年代以降の「9monsters(ナイモン)」「Grindr」「Tinder」といった位置情報連動型マッチングアプリの爆発的普及により、雑誌が担っていた社会的役割がスマートフォンの中に完全に置き換わったのです。

さらに、成人向けコンテンツのネット配信化や出版不況に伴う取次・書店の縮小、雑誌購入時のプライバシー確保の観点から、店頭で紙の雑誌を毎月購入する読者層が急激に減少。古川書房をはじめとする出版社側も、単独の定期刊行物を維持するコストとリスクを抱えきれなくなったというのが休刊の核心です。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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