論文頻出の「Et Al. 」の意味とは?正しい読み方と表記ルールを徹底解説

論文頻出の「Et Al. 」の意味とは?正しい読み方と表記ルールを徹底解説について知っておくべき 理由を分かりやすい構成で解説いたします。

国際学術誌の査読者(レビュアー)や編集委員(エディター)へのアンケート・投稿掲示板のデータから、査読現場で頻繁に指摘される「et al.にまつわる致命的なミス」を検証します。

国内の大学院生や研究者が集うSNSや知恵袋、研究者コミュニティ(ResearchGate等)では、以下のような失敗談が毎年数多く投稿されています。

「ジャーナルの査読コメントで『文法の一致(Subject-Verb Agreement)が崩れている』と一律に指摘された。原因を調べたら、“Smith et al. was...”と単数扱いで書いていた箇所が論文全体で10カ所以上も見つかった」(バイオ系ポスドク研究者の証言)

このように、「Smith」という個人名に引きずられて動詞を単数形(is / was / has / reveals)にしてしまうミスは極めて多発しています。「et al.」は「Smith and others(スミス氏とその他複数名)」を意味するため、主語としては絶対に「複数扱い(are / were / have / reveal)」にならなければなりません。

また、以下の盲点にも注意を払う必要があります。

  • イタリック体(斜体)の過剰適用:
    かつてラテン語はすべてイタリック体(et al.)にする慣習がありましたが、現代の主要スタイル(APA第7版、Chicago等)では「完全に英語に定着した外来語」として扱い、標準フォント(立体:et al.)で表記することが推奨されています。ジャーナルの指定がない限り、無暗に斜体にする必要はありません。
  • 筆頭著者(First Author)の取り違え:
    論文の貢献度が最も高い筆頭著者を差し置いて、アルファベット順などで勝手に名前を並べ替えて「et al.」を付加することは、学術倫理(オーサーシップ)の観点から固く禁じられています。

【プロの結論】査読で減点されないためのチェック基準と執筆マインド

学術論文における「et al.」の正確な運用は、単なるタイピングの正確さを超えて、「論文全体の信頼性と研究者としての誠実性(Research Integrity)」を測るリトマス試験紙として機能します。

査読者は、略語のピリオド抜けや動詞の単複不一致といった表面的なミスを見つけると、「本文中の実験データや統計解析の精度も粗いのではないか」というバイアスを無意識に抱く傾向があります。執筆完了時には、正規表現や引用管理ソフト(EndNote、Mendeley、Zoteroなど)の出力スタイルを過信せず、以下の3点を目視で最終スクリーニングすることが鉄則です。

  1. 「et」に不要なピリオドがなく、「al.」にピリオドがあるか。
  2. 「et al.」を主語にする文章の動詞がすべて「複数形」になっているか。
  3. 投稿先ジャーナルの指定スタイル(APA、MLA、Nature独自形式等)に厳密に合致しているか。
高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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