年金手帳の色の違いの真相とは?青とオレンジの差と受給額の誤解を徹底解明
年金手帳の色の違いの真相とは?青とオレンジの差と受給額の誤解を徹底解明について知っておくべき 注意点を厳選して解説いたします。
年金手帳の表紙が色分けされている最大の理由は、公的年金制度の統合と「基礎年金番号」の導入時期が異なっている点にある。個人の属性や納付実績によるランク分けではなく、加入者が制度に加入した年代順に手帳の様式が改定されてきたに過ぎない。
具体的には、大きく分けて「茶色」「オレンジ色」「青色」の3系統が存在する。それぞれの発行年代と制度上の位置づけを客観的データとともに整理したものが以下の比較表である。
昭和の時代、国民年金加入者には「国民年金手帳」、サラリーマンやOLなどの厚生年金加入者には「厚生年金保険被保険者証」というペラペラの紙片がそれぞれ別個に交付されていた。これを1つの手帳形態に統一したのが昭和49年11月に登場したオレンジ色の手帳である。この時期はまだ制度ごとに個別の記号番号が振られており、転職や独立を繰り返すたびに番号が増え、記録が散逸する温床となっていた。
こうした構造的欠陥を根本から解消すべく、平成9年(1997年)1月に断行されたのが基礎年金番号導入の真相である。生涯にわたり1人につき1つの「4桁+6桁」からなる番号を割り振り、国民年金・厚生年金・共済年金の記録を一元管理するシステムが稼働した。このタイミングで新たに支給されたのが、おなじみの「青色年金手帳」である。