京都「百万遍」の由来とは?知恩寺の歴史から手づくり市・名所まで徹底解説

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現在、全国から百万遍知恩寺へ足を運ぶ参拝者のお目当てとして圧倒的な知名度を誇るのが、毎月15日に開催される「百万遍さんの手づくり市」です。1987年に数人の手づくり作家が境内で青空市を開いたことから始まったこのイベントは、今や京都を代表するクラフトカルチャーの発信拠点となりました。

現地の熱気は、朝8時の開門と同時に最高潮へと達します。緑豊かな境内の石畳に沿って、陶芸品、手縫いの革製品、木工家具、布小物、天然酵母のパンや焼き菓子など、350店を超える個性派ブースが所狭しと軒を連ねます。出店規約には「既製品・仕入れ品の販売禁止」「完全オリジナル作品のみ」という厳格な基準が敷かれており、作家本人と対面しながら作品へのこだわりや手入れ方法を直に聞けるコミュニケーションこそが最大の醍醐味です。

「朝一番に来ないと人気のパンや1点もののアクセサリーは昼前に売り切れてしまう」というリピーターの声通り、午前10時を過ぎる頃には通路が参拝者で埋め尽くされます。市を存分に堪能するなら、混雑がピークに達する前の午前8時30分から9時30分の時間帯を狙うのがベストな立ち回りです。

また、毎年11月1日から5日にかけて開催される「秋の古本まつり—古本供養と青空古本市—」も見逃せません。境内一帯に巨大なテントが設営され、京都・大阪・兵庫の古書店が持ち寄った貴重な古書・学術書から掘り出し物の文庫本までがずらりと並びます。境内の紅葉の始まりと相まって、知的好奇心を満たす秋の京都旅には欠かせないイベントです。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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