目的格とは?主格・所有格との違いや見分け方をプロが徹底解説

目的格とは?主格・所有格との違いや見分け方をプロが徹底解説の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

基礎を固めた上で、実務英語や入試・資格試験で問われる実戦的な目的格の見分け方と構文への応用を押さえていきましょう。

実践で役立つ目的格の例文と使い方

目的格が文中に登場するシチュエーションは、大きく分けて以下の2パターンです。

① 他動詞の直後(他動詞の目的語)
・The teacher praised him in front of everyone.(先生は全員の前で彼を褒めた)
・Could you please contact us tomorrow?(明日私たちにご連絡いただけますか?)

② 前置詞の直後(前置詞の目的語)
・This special present is for her.(この特別な贈り物は彼女のためのものです)
・I am looking forward to seeing them again.(彼らに再会できるのを楽しみにしています)

文構造の要となる「第5文型目的格補語」のメカニズム

英語の読解スピードを大きく左右するのが、SVOCで構成される第5文型目的格補語です。第5文型では、目的語(O)の後ろに補語(C)が配置され、「O=C」あるいは「OがCする」という主語・述語の関係(ネクサス)が成立します。

・We named our cat Ken.(私たちは飼い猫をケンと名付けた:our cat = Ken)
・I saw her cross the street.(私は彼女が通りを渡るのを見た:herが渡る主語的な意味関係を持つ)

この構文で初学者が混乱しやすいのは、「意味的にはherが主語(渡る人)なのに、なぜ主格のsheではなく目的格のherなのか」という点です。理由は明確で、動詞sawの直接の目的語(O)の位置に置かれているため、文法的な格はあくまで目的格で統一されなければならないからです。

読解で必須の「関係代名詞目的格の省略」を見抜くテクニック

英文を流し読みしている際、構造を見失う最大の原因が関係代名詞目的格の省略(いわゆる接触節)です。関係代名詞のwhichやthat、who(m)が関係詞節内で目的語の役割を担う場合、日常会話から学術論文に至るまで極めて高い確率で省略されます。

・The report (which / that) he submitted yesterday was perfect.
(彼が昨日提出した報告書は完璧だった)

見分け方の黄金ルールはシンプルです。「名詞+主語(S)+動詞(V)」の並びを発見したら、直前の名詞に関係代名詞の目的格が省略されているサインと判定します。「he submitted」の後ろに本来あるべき目的語がポッカリ空いて欠落していることを確認できれば、瞬時に修飾関係を見抜くことができます。

現代英語における「関係代名詞whomの使い方」の現在地

人を先行詞とする関係代名詞の目的格には、伝統的にwhomが用いられてきました。しかし、コーパス言語学の大規模データや現代英語の語用論調査が示す通り、会話体や一般的なメディア記事においてwhomが使われる頻度は激減しており、現在では主格と同じwhoで代用されるのが標準的です。

・The woman who [whom] I met at the conference was a CEO.
(私がカンファレンスで出会った女性はCEOだった)

ただし、現代でもwhomが絶対に省略・代用できない厳格なルールが存在します。それが「前置詞+whom」の倒置パターンです。「The person with whom I work」を「with who」と表記することは、学術論文やビジネスの公式文書では文法的な誤りとみなされるケースが多いため、フォーマルな文脈では不可欠な知識として残っています。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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