アイロンパーマとは?普通パーマとの違いや持続期間の真相をプロが解説
アイロンパーマとは?普通パーマとの違いや持続期間の真相をプロが解説の詳細について、最新情報を基に徹底解説します。
「アイロンパーマをかけると髪がボロボロになる」という説はネット上で根強く囁かれていますが、この噂には毛髪科学的な事実と古い偏見が入り混じっています。
まず、アイロンパーマが痛む理由の核心は、薬剤のアルカリ度ではなく160℃〜180℃前後のアイロン熱による「タンパク変性」にあります。卵を加熱すると白身が固まるように、人間の毛髪の主成分であるケラチンタンパク質も一定以上の熱を受けると硬化します。過剰な薬剤軟化と過度な加熱が重なると、毛髪内部の水分が爆発的に蒸発する「水蒸気爆発」を起こし、髪の弾力が失われてチリチリとした感触になってしまうのです。
しかし、技術が進化した現在の現場では、毛髪へのアプローチが劇的に変化しました。従来のチオグリコール酸を中心とした強アルカリ薬剤ではなく、弱酸性〜中性領域で穏やかに作用するシステアミン等の還元剤が普及しています。さらに、熱を毛髪に伝える時間と水分のコントロールが精密化されたことで、過剰なタンパク変性を防ぎつつ、驚くほどしなやかな質感を残すことが可能になりました。現在におけるダメージトラブルの大半は、薬剤選定ミスや、ブリーチ毛などのハイダメージ毛に対して無理に高熱を当てたことによる人為的なエラーです。