肌の色の種類完全ガイド!イエベブルベ判定と世界基準の肌タイプ診断
肌の色の種類完全ガイド!イエベブルベ判定と世界基準の肌タイプ診断の基本情報から最新動向までを徹底的にカバーしました。
私たちが日常的に「肌の色」と呼んでいるものは、皮膚科学的には表皮内に存在するメラニン色素の種類と含有量によって決定されます。メラニンには黒褐色系の「ユーメラニン」と、赤黄色系の「フェオメラニン」の2種類が存在し、これらの生成比率と総量が一人ひとりの先天的な肌色を形作っています。 生物学的な見地から見ると、濃い肌の色は有害な紫外線を遮断し、細胞のDNA損傷や皮膚がんを予防するための適応進化です。赤道直下で暮らしてきた地域の人々は紫外線の強い環境から身を守るために濃い肌色を獲得し、高緯度地域へ移住した集団は限られた日差しからビタミンDを効率的に生成するため、皮膚のメラニンを減らして淡い肌色へと変化させていきました。 医療現場や皮膚科領域において、世界で最も広く信頼されている指標が、ハーバード大学の皮膚科医トーマス・B・フィッツパトリックが提唱した「フィッツパトリックの肌タイプ分類(Skin Phototype)」です。これは肌の外見だけでなく、「紫外線を浴びたときに赤くなるか(サンバーン)、それとも黒くなるか(サンタン)」という生体反応に基づいて6段階に分類したものです。 日本人の約8割以上は「Type III」または「Type IV」に該当します。Type IIIは「適度に赤くなり、その後に徐々に日焼けして黒くなる」タイプであり、Type IVは「赤くならずに速やかに黒くなる」タイプです。近年では美容クリニックのレーザー脱毛やシミ取り治療前の照射出力設定において、このフィッツパトリック分類の確認が必須の手順として定着しています。