執刀医とは?主治医との違いや名医の選び方、指名の裏事情を徹底解剖
執刀医とは?主治医との違いや名医の選び方、指名の裏事情を徹底解剖の真相について、専門知識を詳しくお届けします。
「どうしても有名な〇〇教授に切ってもらいたい」と願う患者は後を絶ちません。しかし、日本の公的医療保険制度(健康保険法)における大原則として、保険診療内で執刀医の指名を行うことは認められていません。厚生労働省が定める保険医療機関療養担当規則において、保険診療の範囲内で医師の個人指名に対する追加費用を徴収することは混合診療の禁止や不当請求に抵触するためです。
例外として、美容医療や自費のレーシック、歯科インプラントなどの完全自由診療においては、執刀医の指名料相場として数万円から数十万円が設定されている事例が見られます。また、保険診療であっても、私立医科大学の特定診療枠(選定療養やセカンドオピニオン外来を経由した特別枠)で高額な初診料や特別室料とセットで運用されるケースが極めて稀に存在する程度です。
ネット上の質問コミュニティや相談窓口では「割り振られた執刀医に不信感がある」「相性が合わない」という理由から担当医を変えたいという声が頻繁に寄せられます。執刀医の変更理由として最も多いのはコミュニケーション不全です。病状やリスクの説明が威圧的であったり、質問を遮られたりすることで患者側の恐怖心が増大し、変更を申し出る構図です。
病院側に対して感情的に「先生を変えてほしい」と直談判すると、診療拒絶と受け取られかねず、関係性が修復不可能になるリスクがあります。角を立てずに対応を求める場合は、病棟の看護師長や医療連携室の医療ソーシャルワーカー(MSW)を介し、「十分なコミュニケーションが取れず、精神的な不安が極限に達しているため、他医師の意見や交代を相談したい」と冷静に申し出ることが現実的な解決策となります。