武庫川女子大学甲子園会館を徹底解剖|旧甲子園ホテルの歴史と見学法
武庫川女子大学甲子園会館を徹底解剖|旧甲子園ホテルの歴史と見学法の見逃せないポイントを一挙に解説しました。
緑豊かな武庫川のほとりに建つ武庫川女子大学甲子園会館は、もともと1930(昭和5)年に「甲子園ホテル」として華々しく開業しました。当時は阪神間モダニズム文化が爛熟期を迎えていた時代。国内外のVIPを迎える関西屈指の社交場として、優美なリゾート空間を提供していました。
しかし、戦争の激化に伴い1944年にホテルとしての営業を終了。海軍病院や米軍の将校宿舎としての接収期を経て、荒廃の危機に瀕した時期もありました。激動の昭和を生き延びた建物を1965年に引き継いだのが武庫川学院です。
「取り壊して新たな校舎を建てるのではなく、日本の文化遺産として守り伝える」という強い決断のもと、大規模な改修と保存工事が行われました。その結果、2009年には国登録有形文化財、さらに経済産業省の近代化産業遺産にも認定され、昭和初期の華麗なリゾート建築が奇跡的な美しさで今に息づいています。