エボラウイルスはどこから来たのか?起源とコウモリ感染の全貌

エボラウイルスはどこから来たのか?起源とコウモリ感染の全貌について押さえておきたい ポイントを分かりやすく解説いたします。

多くの人が気になる「日本国内にエボラウイルスが入ってくる可能性」について、これまで日本国内でエボラ出血熱の患者が発生した事例は一度もありません。厚生労働省および全国の空港検疫所では、流行国からの入国者に対する厳重な健康監視体制が敷かれており、感染の疑いが生じた場合は第一種感染症指定医療機関(国立国際医療研究センターなど)で高度な陰圧隔離管理を行う万全の迎撃体制が整備されています。

さらに、医療技術の進歩はエボラ対策を劇的に変えました。現在では、高い予防効果を誇る遺伝子組み換えワクチン「Ervebo(エルベボ)」が国際的に承認され、流行地での接触者を中心とした「リングワクチン接種」に活用されています。

治療面においても、特定のモノクローナル抗体製剤である「Inmazeb(インマゼブ)」や「Ebanga(エバンガ)」が開発され、発症早期に投与することで致死率を10〜20%台まで大幅に抑え込めることが臨床試験で実証されました。かつて「かかれば助からない不治の病」と恐れられたエボラは、現代医学によって「予防と治療が可能な感染症」へと変貌を遂げつつあります。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest