不良少女と呼ばれての実話と結末!伊藤麻衣子らキャストの現在に迫る
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ドラマ『不良少女と呼ばれて』のベースとなったのは、舞楽家・原笙子(はら しょうこ)が1983年に発表した同名の自伝的手記『不良少女と呼ばれて』です。ドラマでは大映テレビ特有の荒唐無稽ともいえるダイナミックなフィクション描写が話題を呼びましたが、原作に記された本人の体験は、戦後社会の歪みと家庭の崩壊に苦しんだ少女の極めてシリアスな再生記録でした。
裕福な家庭に育ちながらも、終戦後の混乱期に両親の不和や継母との葛藤から居場所を失った原笙子氏は、大阪・心斎橋などの盛り場で不良グループのリーダー格となり、やがて少年院(中津少年学院など)へ送致されます。そこで出会った指導者たちの真摯な姿勢と、日本古来の宮廷音楽・伝統芸能である「舞楽(ぶがく)」との宿命的な出会いによって、荒んだ魂を浄化させていきました。
ドラマ版で見られたカミソリを凶器にする抗争や複雑な出生の秘密といった過激なサスペンス要素はテレビ向けの大胆な脚色ですが、「非行の淵から舞楽という伝統美に救われ、更生を遂げた」という物語の背骨は、紛れもない原笙子氏の実話そのものです。後年、彼女は舞楽の研究・指導者として多大な功績を残し、2005年に生涯を閉じるまで更生教育の重要性を訴え続けました。