猛烈な歯痛に効く市販薬はどれ?最強の鎮痛剤と夜間の応急処置
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「最強と呼ばれるロキソニンを飲んだのに、一向に痛みが引かない」という事態に直面することがあります。なぜ市販薬が効かないのでしょうか。その最大の原因は、歯の内部にある歯髄腔と呼ばれる密閉空間で起きる猛烈な圧力上昇にあります。
虫歯が神経まで達する歯髄炎が重症化すると、血管が拡張して大量の浸出液が出ます。しかし、硬いエナメル質と象牙質に囲まれた歯の内部は逃げ場がありません。内圧が極限まで高まって神経を直接圧迫し続けるため、飲み薬で炎症反応をわずかに抑えた程度では、圧迫による激痛を相殺できなくなってしまうのです。また、歯根の先端に膿が溜まる根尖性歯周炎に移行している場合も、内服薬単独でのコントロールは困難を極めます。
このとき絶対にやってはいけないのが、痛みに耐えかねて市販薬を過剰摂取したり併用したりする行為です。「ロキソニンを飲んだ直後にイブを重ねて飲む」「規定の倍量を一気に流し込む」といった乱用は、鎮痛効果が倍増しないばかりか、急性胃粘膜病変や重篤な腎機能障害、肝障害を引き起こす極めて危険な行為です。鎮痛成分が異なる製品であっても、自己判断での併用は避け、用法用量に定められた服用間隔(通常4〜6時間以上)を死守してください。