松田聖子「瑠璃色の地球」が放つ奇跡|世代を超える名曲の真実
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1980年代の誕生から現在に至るまで、「瑠璃色の地球」は名だたるアーティストによってカバーされ、幾度となく大型CMソングや映画の劇中歌として起用されてきました。それぞれのカバーは、歌い手の個性を引き出すと同時に、原曲が持つ懐の深さを証明しています。
歌唱アーティスト / 年代主な起用メディア・タイアップアレンジ・歌唱表現の特徴編集部の独自評価・影響度松田聖子(原曲)
(1986年)アルバム『SUPREME』収録曲
後に各社CMタイアップ武部聡志編曲。妊娠中の穏やかで透き通るような慈愛に満ちた歌唱。全ての原点。アイドルの枠を完全に突破し、国民的歌手への決定打となった金字塔。中森明菜
(2003年)カバーアルバム『歌姫3 〜終幕』ストリングスを重用したドラマティックなアレンジと、深く憂いを帯びた情念の歌声。最大のライバル関係と目された歌姫によるカバー。昭和歌謡史における文化的インパクト大。手嶌葵
(2011年)スタジオジブリ映画『コクリコ坂から』歌集
au「三太郎」シリーズCMウィスパーボイスとアコースティックな編成による、祈りのような静謐さ。若いデジタルネイティブ層へ楽曲の美しさを再認識させ、CMタイアップで爆発的再評価。広瀬すず
(2017年)アニメ映画『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』劇中歌役柄(及川なずな)としてのあどけなさと、思春期の揺れ動く感情をストレートに表現。女優歌唱ならではの純真さが際立ち、アニメファン・若年層リスナーを強烈に開拓。松田聖子(2020)
(2020年)配信限定リリース
NHK『紅白歌合戦』歌唱野崎良太(Jazztronik)編曲。現代的なストリングスと成熟した声による再録音。パンデミックの暗闇に直面する世界に向け、デビュー40周年の聖子が届けた希望の灯火。
このほかにも、井上芳雄、絢香、林部智史、島津亜矢といったボーカリストたちが自身のステージで歌い継いでいます。ハウス食品やサントリー、ミサワホームなどの企業CMに繰り返し選ばれてきた歴史も、この楽曲が放つ「環境」「家族」「平和」「未来への継承」というイメージがいかに強固であるかを雄弁に物語っています。