英語の目的格とは?主格・所有格との違いと見分け方をプロが解説!
英語の目的格とは?主格・所有格との違いと見分け方をプロが解説!の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。
目的格の知識が最も試される実践ステージが「関係代名詞」です。関係代名詞の目的格とは、関係詞節の中で他動詞や前置詞の目的語の役割を果たす関係代名詞を指します。
先行詞(修飾される名詞)が人の場合は「whom(口語ではwhoも多用)」、モノ・動物の場合は「which」、その双方で使えるのが「that」です。
・The researcher whom [that] we interviewed was brilliant.(私たちが取材したその研究者は極めて優秀だった)
・The strategy which [that] the company adopted proved effective.(同社が採用した戦略は効果的であることが証明された)
上記それぞれの関係詞節内を見ると、「interviewed」や「adopted」の後ろにあるはずの目的語が欠落しています。その欠落した目的語の座を関係代名詞が引き受けている状態です。
そして、現代英語において最も頻出する現象が関係代名詞の目的格の省略です。
英語には「関係代名詞が目的格である場合、その関係代名詞は自由に取り除いてよい」という強力な規則があります。省略された構造は「接触節(contact clause)」とも呼ばれ、以下のように名詞の直後に「主語+動詞(S+V)」が唐突に出現する形をとります。
・The movie [that] I watched last night was inspiring.
→ The movie I watched last night was inspiring.
【見分け方のプロのコツ】:英文を読んでいて「名詞 + 名詞(代名詞) + 動詞」という配置に出くわしたら、ほぼ例外なく関係代名詞の目的格が省略されています。「名詞の直後に新たな主語と動詞が割り込んできたら、後ろから前の名詞を修飾するサイン」と反射的に認識できるよう訓練することが、返り読みをなくす最大の近道です。
ただし、前置詞が関係代名詞の直前に前に出ている形(例:The manager with whom I worked)では、関係代名詞を省略することは文法上不可能です。前置詞を文末に残した場合(The manager I worked with)にのみ省略が可能になるという差異は、難関試験でも頻出のチェックポイントです。