犬が耳を痒がる原因は?黒い耳垢や首を振る危険サインと正しい対処法

犬が耳を痒がる原因は?黒い耳垢や首を振る危険サインと正しい対処法の真相について、最新情報を取りまとめてご紹介します。

Q1:垂れ耳の犬種は、立ち耳の犬種に比べてなぜ耳の病気になりやすいのですか?
A1:ゴールデン・レトリーバー、コッカー・スパニエル、トイ・プードルなどの垂れ耳犬種は、重い耳介が外耳道にフタをしている状態にあるため、内部の湿度と温度が常に高く保たれます。この高温多湿な密閉環境は、カビの一種であるマラセチアやブドウ球菌などの細菌にとって絶好の増殖条件となります。さらにトイ・プードルなどは耳道内に被毛が密生するため、分泌物が絡み合って通気性が一段と悪化しやすい構造的宿命を抱えています。

Q2:耳垢は出ていませんが、頻繁に耳を痒がっています。何が原因でしょうか?
A2:外耳道内に肉眼では見えない植物の種子や被毛などの異物が入り込んでいるケースや、アレルギー性皮膚炎の超初期段階が考えられます。また、耳そのものではなく、首回りの皮膚炎や歯周病・顎の関節痛から来る違和感を紛らわすために耳付近を掻いている錯覚行動の可能性もあります。耳垢の有無にかかわらず、掻く仕草が続く場合は耳鏡による深部確認が必要です。

Q3:動物病院で一度治ったのに、数ヶ月後にすぐ再発してしまいます。なぜですか?
A3:外耳炎の再発を繰り返す最大の理由は、「表面的な症状の消失」と「根本原因の未解決」の乖離にあります。かゆみ止めや抗菌点耳薬で一時的に微生物が減少し、痒みが治まっても、背景にアトピー素因、食物アレルギー、内分泌疾患(甲状腺機能低下症など)が存在する場合、薬をやめると容易に再燃します。再発を繰り返す場合は、対症療法にとどまらず、アレルギー検査や基礎疾患のスクリーニング検査を獣医師と相談してください。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest