二段脈とは?脈が規則正しく飛ぶ原因と危険度・放置のリスクを徹底解説
二段脈とは?脈が規則正しく飛ぶ原因と危険度・放置のリスクを徹底解説について押さえておきたい 理由を厳選して解説いたします。
「手首で脈を測ると、1拍おきに必ず脈が抜ける。規則正しく脈が飛ぶのは重い心臓病のサインなのか」という切実な疑問を抱く方は少なくありません。結論から言えば、手首で脈が飛んで感じられるのは、期外収縮によって心臓が空打ちに近い状態になっているためです。
心室が通常のタイミングより早く収縮すると、心室内に十分な血液が戻りきっていない状態で収縮することになります。その結果、送り出される血液量が極端に少なくなり、手首の動脈まで拍動の圧力が届かず「脈が1回抜けた(脈拍欠損)」ように知覚されます。心臓が完全に止まっているわけではなく、心電図上では電気的興奮が起きています。
では、二段脈 危険度 放置という観点において、この状態は直ちに治療が必要なのでしょうか。医療現場の判断基準は「心臓そのものに器質的疾患があるかどうか」に大きく分かれます。
心臓超音波検査などで心筋梗塞の痕跡や心筋症、弁膜症などが認められない「基礎疾患のない心臓」であれば、二段脈が出現していても突然死に至る危険性は極めて低いと評価されます。不整脈の重症度を測るLown(ローン)分類においても、単元の二段脈はGrade 2(頻発性)に位置づけられ、連発や多源性、心室頻拍へ直結する波形(Grade 4以上)に比べて致死的不整脈を誘発するリスクは格段に低いとされています。そのため、無症状かつ心機能が正常であれば「治療を行わず経過観察で問題ない」と判断されるケースが多々あります。
しかし、無条件の放置が許されるわけではありません。長期間にわたり1日の総心拍数(約10万拍)のうち15〜20%以上(1万5000〜2万拍以上)が期外収縮で占められるような高度の二段脈が持続すると、心臓のポンプ効率が慢性的に悪化し、「期外収縮誘発性心筋症(PVC-induced cardiomyopathy)」を引き起こして心不全に発展する危険性が指摘されています。放置できるか否かは、精密検査で心機能と出現頻度を確認して初めて確定します。