カナダ国旗の意味を徹底解剖!カエデの秘密と11の角に隠された真実
カナダ国旗の意味を徹底解剖!カエデの秘密と11の角に隠された真実の概要と注目ポイントを一挙に解説しました。
現在のメイプルリーフ旗が誕生したのは1965年2月15日のことであり、国旗としての歴史は半世紀あまりと比較的新しい部類に入ります。それまでのカナダでは、左上に英国旗(ユニオンジャック)を配し、右下にカナダの国章をあしらった赤地の旗「カナディアン・レッド・エンサイン(Canadian Red Ensign)」が事実上の国旗として長年使用されていました。
デザイン変更の決定打となったのは、1956年に勃発した「スエズ危機」です。国連緊急軍を提唱し紛争解決に尽力した当時のカナダ外相レスター・B・ピアソン(後の首相)は、エジプトへカナダ軍を派遣しようとした際、旧国旗に描かれたユニオンジャックを見たエジプト側から「イギリスの同盟軍・侵略側ではないか」と強い拒絶反応を示される事態に直面しました。
「世界にカナダ独自の平和維持活動(PKO)の姿勢を示すには、英国旗の入っていない全く新しい国旗が不可欠である」と確信したピアソン首相は、1964年に国旗選考委員会を設置。歴史学者であり王立軍事大学の学部長を務めていたジョージ・スタンリー(George Stanley)氏が提案した「赤・白・赤の縦縞に1枚の赤いカエデ」というシンプルで力強い原案が選ばれ、激しい国会論戦を経て1965年に公式制定されました。