精神障害でヘルプマークはずるい?手帳なしの配布基準とシールの書き方

精神障害でヘルプマークはずるい?手帳なしの配布基準とシールの書き方の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

周囲からの無用な誤解を防ぎ、万が一の発作時に適切な助けを得るための最大の武器が、ヘルプマークに付属している「裏面シール」です。ここに必要な情報を的確に記しておくことで、車内で倒れたり動けなくなったりした際、救急隊員や周囲の人が迅速にサポートできます。

ただし、裏面シールの記入には注意点があります。個人情報を過剰に書きすぎると、カバンを背負って歩いている際に背後から氏名や住所を盗み見される危険性があります。「プライバシー保護」と「緊急時の指示の具体性」のバランスを取ることが鉄則です。

精神疾患の当事者が安全かつ実効的に活用するための文例パターンを紹介します。

【実践文例1:パニック障害・過呼吸・広場恐怖症の場合】

【お願いしたいこと】
・パニック発作(過呼吸・めまい)が起きることがあります。
・命に別状はありません。静かな場所で座らせ、背中をゆっくりさすってください。
・過呼吸の際はビニール袋を口に当てず、ゆっくり息を吐かせてください。
・30分以上意識が朦朧とする場合は救急車を呼んでください。
【緊急連絡先】
家族(母):090-XXXX-XXXX

【実践文例2:重度うつ病・激しい倦怠感・起立性調節障害等の場合】

【お願いしたいこと】
・目に見えませんが、激しい全身の倦怠感とめまいで立っていられない状態です。
・意識はありますが、声が出しづらい時があります。筆談かスマートフォンの画面で対応していただけると助かります。
・倒れ込んだ場合は無理に起こさず、頭を低くして休ませてください。
【緊急連絡先】
自宅:03-XXXX-XXXX

【実践文例3:感覚過敏・発達障害・人混みによるパニックの場合】

【お願いしたいこと】
・音や強い光、人混みによる感覚過敏があります。
・イヤホンやサングラスを着用していますが、音楽を聴いているのではなく自衛のためです。
・パニック時は言葉が出にくくなります。急かさず見守ってください。
【緊急連絡先】
支援者携帯:080-XXXX-XXXX

ポイントは、「病名を詳しく書くこと」よりも「周囲にどうしてほしいか(あるいは何をしないでほしいか)」を箇条書きで具体化することです。「そっとしておいてほしいのか」「救急車を呼んでほしいのか」が明確であれば、周囲も迷わず適切な行動を取ることができます。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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