愛をこめて花束をの音域・最高音を徹底解剖!原曲キー攻略と難易度
愛をこめて花束をの音域・最高音を徹底解剖!原曲キー攻略と難易度の注目されている理由を専門的かつ分かりやすくまとめました。全体像を一目で把握できます。
『愛をこめて花束を』を語る上で、まず直面するのがその「広大すぎる音域」です。一般的なJ-POP女性ボーカル曲の平均音域は「mid2A(A3)〜hiC(C5)」の約1オクターブ半程度に収まるケースが多い中、本作はそれを大きく逸脱しています。
楽曲全体の音域を検証すると、最低音はmid1G(G3)、最高音はhiE(E5)。実に21半音(1オクターブ+9音)という、ほぼ2オクターブに迫るダイナミックレンジが設定されています。
最低音のmid1Gが登場するのは、1番および2番のAメロ冒頭「ふたりで歩いた道のり」の「ふ」の部分です。女性ボーカル曲としては異例と言えるほど低い音階であり、チェストボイス(胸部共鳴)をしっかりと響かせなければ、マイクに声が乗らず音が埋もれてしまいます。
一方、リスナーの耳を捉えて離さない地声最高音hiE(E5)は、サビのクライマックスである「愛をこめて 花束を」の「た」の瞬間、そしてラストサビの熱唱パートで炸裂します。hiEという音階は、ソプラノ歌手であっても地声感を保ったまま当てるには極めて高度な技術を要する超高音です。越智志帆はこの音域を、ただ甲高く叫ぶのではなく、太く豊潤なソウルフルボイスで鳴らし切っている点に驚異的な特異性があります。