Wacci「空に笑えば」歌詞が涙を誘う本当の理由|橋口洋平の秘話を徹底解説
Wacci「空に笑えば」歌詞が涙を誘う本当の理由|橋口洋平の秘話を徹底解説を徹底追究! 読者が気になる 情報と解説を分かりやすく展開します。
wacciのフロントマンであり、数々のアーティストへ楽曲提供を行うソングライターとしても名高い橋口洋平の作詞は、人間の日常に潜む微細な心の揺らぎを逃さない解像度の高さで知られています。メガヒットを記録した「別の人の彼女になったよ」で描かれた生々しい未練とリアリズムと同様、本作「空に笑えば」でも人間観の深さが遺憾なく発揮されています。
音楽メディアのインタビューやライブMCにおいて、橋口洋平はしばしば「頑張っている人に対して、無責任に『頑張れ』とは言いたくない」「自分自身が情けない思いや挫折を山ほど経験してきたからこそ、その瞬間の痛みを否定したくない」という主旨の思いを語っています。楽曲制作において彼が徹底したのは、主人公を特別なヒーローに仕立て上げず、どこにでもいる等身大の若者、あるいは日々の仕事に追われて自信を失いかけている一人の社会人として描くことでした。
本作は、2018年11月にリリースされたwacciの3rdアルバム『群青リフレイン』に収録された楽曲です。同アルバムには、SNSで社会現象となった「別の人の彼女になったよ」をはじめ、人間の弱さや不器用さを肯定する全15曲がパッケージされています。アルバムの中核を担うトラックとして誕生した本作は、サブスクリプションサービスの普及に伴い、単曲のフル音源として一人歩きを始め、リリースから年数を重ねた現在も再生回数を伸ばし続けるロングセラーへと育ちました。