日本に野生馬は本当にいる?都井岬の御崎馬と国内生息地の真相を徹底解説

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本来、日本列島には太古の野生馬が絶滅した後、古墳時代以降にユーラシア大陸から家畜馬が導入された歴史があります。では、なぜ都井岬の馬たちだけが現在のような野生生活を送るようになったのでしょうか。

時計の針を江戸時代初期の元禄10年(1697年)まで巻き戻すと、そのルーツが浮かび上がります。当時この地を治めていた高鍋藩秋月家が、軍用馬の育成と農耕馬の確保を目的に「牧(まき)」を開設し、藩営牧場として馬を放牧したのがすべての始まりでした。

都井岬は三方を険しい海に囲まれ、陸側を土塁や柵で仕切るだけで馬の脱走を防げる天然の要塞でした。高鍋藩は年に一度の馬の捕獲・選抜(駒捕り)を行う以外は、日常の飼育管理を一切行わず、自然交配と放任飼育を貫きました。明治維新による藩の解体後も、地元住民の手によって最小限の保護管理(頭数調査や感染症予防など)のみが続けられ、およそ300年以上にわたり人工交配を免れた結果、かつての日本馬の純血性と野生の習性を色濃く残したまま現在に至っています。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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