スミスマシンのバー重さは何キロ?0Kgの噂の真相とジム別実質重量
スミスマシンのバー重さは何キロ?0Kgの噂の真相とジム別実質重量について詳しく解説いたします。専門家の見解をご確認ください。
スミスマシンの外見を注視すると、ガイドレールが床面に対して垂直に立っている「垂直型」と、わずかに斜め(約7度〜8度)に傾いている「傾斜型」の2系統が存在することに気づきます。この設計の違いは、バーの体感重量と筋肉への刺激方向を大きく変化させます。
傾斜型スミスマシンは、人間の関節運動(例えばベンチプレスでバーを斜め上方に押し出す自然な腕の弧運動や、スクワットにおける股関節の後方旋回)に自然に寄り添うバイオメカニクスに基づいて考案されました。しかし物理学の観点から見ると、傾斜があることで重力のベクトルが分散されます。
垂直型の場合、バーとプレートの質量は100%鉛直方向(真下)へと向かいます。一方、7度傾斜しているマシンでは、真下に向かう力の分力(約cos 7° ≒ 0.99)に加え、レールを押さえつける摩擦成分が発生します。数値上の重力分散はわずか数%ですが、「どちらを向いてバーを押すか」によって主動筋の負荷が激変します。
例えばベンチプレスを行う際、ラックの傾斜に合わせて「頭側へ向かって押し上げる向き」に寝るか、「足側へ向かって押し上げる向き」に寝るかによって、三角筋前部への負荷逃げと大胸筋下部へのテンションのかかり方が一変します。傾斜型バーの自重を計算する際は、単なる重量表示以上に、摩擦抵抗と押出アングルによる負荷抜けを考慮したフォーム管理が求められます。