高校から美容師免許は取れる?在学中に目指す最短ルートと学費の真相
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インターネット上では「高校生のうちに裏ワザを使えば16歳や17歳で美容師になれる」といった誤った言説が散見されますが、法制度上の事実を正確に把握しておく必要があります。
誤解1:「在学中にすぐ美容師として働ける」は法的に不可能
いかに技術を早期に習得しようとも、美容師養成施設(通信課程3年、または全日制2年)の修了見込みがなければ国家試験の受験票すら交付されません。試験は毎年春(実技1〜2月・筆記3月)と秋(実技8月・筆記9月)に実施されますが、高校1〜2年生の時点で受験することは法律上不可能です。 したがって、「美容師免許を高校生が取得できる」という表現の正確な意味は、「高校3年次の冬に受験し、18歳の卒業とほぼ同時に免許を取得・登録できる」という点にあります。
誤解2:「普通科の全日制高校に通いながらダブルスクールで取れる」の落とし穴
「普通の進学校や公立高校に通いながら、夜間や通信で美容学校に通えばよいのでは」と考える保護者もいます。しかし、現実には極めて困難です。 美容専門学校の通信課程では、3年間で合計300時間以上(非サロン従業者枠では600時間以上)の対面スクーリングが義務付けられています。全日制高校の平日の授業日程と、美容学校のスクーリング期間(平日の昼間に集中して行われることが多い)が重複するため、出席日数が不足し高校側で留年するリスクが極めて高くなります。平日に通学縛りのない通信制高校との連携が必須とされる理由はここにあります。