中古アマチュア無線機で後悔する理由|新スプリアスと2026年相場の罠

中古アマチュア無線機で後悔する理由|新スプリアスと2026年相場の罠にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。

ハードウェアの劣化以上に初心者を絶望させるのが、総務省が定める電波法関連の規制です。中古機を探す際、最優先で実行しなければならないのがアマチュア無線機新スプリアス規格確認です。

電波法で定められたスプリアス(目的外に発射される不要電波)の許容基準は、2005年(平成17年)に大幅に厳格化されました。経過措置や新型コロナ禍に伴う猶予措置を経て現在に至るものの、原則として「平成19年11月30日以前に製造・技適取得された旧規格機」は、そのままの技適番号を使って新規の開局・変更申請を行うことができません。知らずに旧規格のリグをオークションで落札し、総合通信局へ申請書を提出した段階で差し戻され、初めて途方に暮れるユーザーが今なお目立ちます。

旧規格機を合法的に運用するには、一般財団法人日本アマチュア無線振興協会(JARD)やTSSなどの保証機関による「スプリアス確認保証」または個別の技術基準適合保証を受ける必要があります。しかし、これには数千円〜1万円超の追加申請費用が発生するだけでなく、機器によっては保証可能リストから外れており、自前で外付けローパスフィルター等を噛ませて測定データを添付しなければ通らないケースも存在します。1万円で落札した無線機を使えるようにするために、追加で数万円の出費と膨大な労力がかかるという本末転倒な事態が日常的に発生しているのです。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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