X-Men時系列の決定版!公開順と劇中年の違いや世界線の謎を完全解説
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シリーズの終幕を決定づけたのが、2017年の名作『LOGAN/ローガン』と、2024年の世界的大ヒット作『デッドプール&ウルヴァリン』という対照的な2作品です。
2029年を舞台にした『LOGAN/ローガン』において、すでに新たなミュータントは25年間誕生しておらず、X-MENの仲間たちもチャールズの発作事故によって命を落としたと示唆されます。ジェームズ・マンゴールド監督が「タイムラインの厳密なパズルに縛られず、人間ローガンの死生観を描き切る独立したウェスタン劇を目指した」と公言した通り、本作は新旧いずれの分岐とも一線を画す「神話的な終着駅」として位置付けられています。
そして、ディズニーによる21世紀フォックス買収を経て結実した『デッドプール&ウルヴァリン』では、マーベル・スタジオのMCUが誇るTVA(時間変異取締局)の概念が導入されました。作中では、旧フォックスの映画ユニバース全体が「アース10005」として定義され、ローガンの死によって世界そのものが崩壊の危機(アンカー・ビーイングの喪失)に直面しているというメタフィクション的危機が描かれました。
かつて散り散りになり、破綻しかけていた20世紀フォックス版の遺産は、マルチバースという巨大な器に組み込まれることで、無秩序な混乱から「愛すべき歴史の1ページ」へと華麗に救済されたのです。