Zard『負けないで』歌詞に秘めた真相と誕生秘話|国民的応援歌の軌跡
Zard『負けないで』歌詞に秘めた真相と誕生秘話|国民的応援歌の軌跡を詳しくリサーチ! 読者が気になる トピックの裏側を分かりやすく展開します。
『負けないで』を語る上で欠かせないのが、日本テレビ系『24時間テレビ 愛は地球を救う』のチャリティマラソンにおける定番化です。毎年8月下旬、走行距離100キロ前後の過酷な道のりを走り終えようとするランナーが武道館や両国国技館の敷居をまたぐ瞬間、スタジオ全体で大合唱される光景はお馴染みとなりました。
この定着は、制作側の意図的な演出だけではなく、1993年の第16回大会で間寛平さんが走った際のアクシデントと現場の熱量がきっかけでした。猛暑と疲労で極限状態に追い込まれたランナーに対し、沿道の観客や番組スタッフが自然発生的にこの曲を歌い始めたことから始まります。
「どんなに離れてても 心はそばにいるわ」「最後まで走り抜けて」という一節は、孤独にアスファルトを蹴り続けるランナーの心情、そして見守る全国の視聴者の祈りと寸分の狂いもなく一致していました。予定調和のテレビショーを超えた生々しいヒューマンドラマの結節点として機能したからこそ、30年以上経過した現在でも他の追随を許さない定番曲であり続けています。