イルカの漂着は巨大地震の予兆なのか?科学的データで迫る噂の真相
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記憶に新しい2011年3月4日。東日本大震災が発生するわずか7日前、茨城県鉾田市の海岸に50頭以上のカズハゴンドウが打ち上げられた。この出来事が、後の未曽有の災禍と結びつけられたことは記憶に新しい。また、歴史を遡れば、巨大なエネルギーが懸念される南海トラフ巨大地震の想定震源域付近でも、過去に同様の事象が複数報告されている。
しかし、統計的な整合性はどうだろうか。過去数十年分のイルカ集団漂着と大地震の発生日時・震源地を緻密に突き合わせると、一見して明らかな相関関係が見えるわけではない。漂着事案の約8割以上は、地震とは全く無関係なタイミングや場所で発生している。偶然の重複が、人々の恐怖心によって過大に強調されている面は否定できない。