右の腰が痛むのは病気の警告か?筋肉疲労と内臓疾患の鑑別チェック

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右腰の痛みにおいて、解剖学的に最も警戒すべき疾患の一つが「腎盂腎炎」だ。尿道から侵入した細菌が膀胱を経て腎盂に達し、急激な炎症を引き起こす病態である。女性に比較的多い疾患だが、男性でも尿路狭窄などを背景に発症する。38度を超える高熱、悪寒戦慄、そして右腰から背部にかけての重く突き刺すような痛みが典型的な症状だ。放置すれば敗血症へと進展し、全身の臓器不全を招く危険性を孕んでいる。

もう一つの見落とされやすい盲点が「急性虫垂炎」の亜型だ。一般的に虫垂炎といえば右下腹部の痛みが知られているが、虫垂の先端が盲腸の背側に回り込んでいる「盲腸後窩虫垂」の場合、腹痛ではなく「右腰の痛み」として自覚されることがある。初期はみぞおちの不快感から始まり、次第に右腰から脇腹にかけて鋭い痛みが定着する。腹部を触られても痛みが分かりにくいため、整形外科を受診して発見が遅れる事例が今も散見される。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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