耳の小さな穴「耳瘻孔」とは?臭い・腫れの正体と手術の判断基準【最新】
耳の小さな穴「耳瘻孔」とは?臭い・腫れの正体と手術の判断基準【最新】の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。
出産直後の新生児健診や乳幼児健診で医師から「耳瘻孔がありますね」と告げられ、ショックを受ける保護者は少なくありません。「自分の胎内環境が悪かったのではないか」「将来耳が聞こえなくなるのでは」と自責や不安に苛まれるケースもありますが、耳瘻孔は耳介の表面組織の癒合不全であり、内耳や聴覚神経の機能とは基本的に独立しています。単独の耳瘻孔であれば、聴力に直接悪影響を及ぼす心配はありません。
乳幼児期における基本方針は、耳瘻孔の赤ちゃんに対する慎重な経過観察です。穴の周囲に発赤がなく、痛がる様子もなければ、特別な医療処置や投薬を行う必要は一切ありません。綿棒で穴の中をほじくったり、消毒液を無理に流し込んだりすると、かえってデリケートな皮膚バリアを壊してしまうため、日々の沐浴で自然に洗い流すだけで十分です。
ただし、以下のような感染の予兆がみられた場合は、速やかに小児科または耳鼻咽喉科を受診してください:
- 穴の周囲が赤く腫れて熱を持っている
- 耳の周辺に触れると赤ちゃんが激しく泣いて嫌がる
- 穴から黄色や緑色の膿が持続的に流れ出ている
- 発熱や不機嫌、哺乳力の低下を伴っている
赤ちゃんの皮膚組織は薄く感染が広がりやすいため、初期のわずかな腫れや赤みを見逃さない観察眼が求められます。