タチとネコとは?決定的な違いや語源・リバの真相まで徹底解剖
タチとネコとは?決定的な違いや語源・リバの真相まで徹底解剖の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。
タチとネコという言葉は、主に男性同性愛(ゲイ)や女性同性愛(レズビアン)コミュニティで用いられてきた同性愛カップル役割にまつわる隠語・スラングです。英語圏ではタチを「Top(トップ)」、ネコを「Bottom(ボトム)」と呼びます。
この2つの決定的な違いは、一次的には性行為における身体的・機能的な役割分担にあります。タチが能動的に挿入・リードする側を指すのに対し、ネコは受け入れ・委ねる側を指します。ただし、これが直ちに「タチ=男性的で気が強い」「ネコ=女性的で従順」というジェンダーロールに直結するわけではありません。ここに世間一般の認識と当事者の実感との間に大きな乖離が生じているのです。
タチネコ由来を探ると、その歴史は江戸時代まで遡ります。有力な説として、タチは歌舞伎の主役を演じる「立役(たちやく)」や「太刀」が転じて能動的な主体を意味するようになったとされています。一方のネコは、江戸時代に三味線の皮に猫が使われていたことから芸者を「ねこ」と呼んだ隠語や、身を任せて丸くなる「寝子」に由来するという説が有力です。どちらも日本の芸能史や風俗文化の中で自然発生的に定着した、極めて土着性の強い言語体系といえます。
そして、この二項対立に収まらない存在として不可欠なのがリバ意味の理解です。「リバーシブル(Reversible)」の略称であるリバは、相手や状況、その日の気分によってタチにもネコにもなれる柔軟なスタンスを指します。「タチかネコかの二者択一」と思い込んでいると、後述するコミュニティの現実を見誤ることになります。