ホラーの鬼才・児嶋都の現在と代表作|おじゃる丸執筆の真相と狂気美
ホラーの鬼才・児嶋都の現在と代表作|おじゃる丸執筆の真相と狂気美の総合ガイドを解説します。役立つ情報が満載です。
児嶋都という作家を語る際、多くのサブカルチャーファンが驚嘆し、時に混乱すら覚えるのがNHK人気アニメ『おじゃる丸』のコミカライズ連載です。残酷描写の極致を描くスプラッターホラーの旗手が、なぜ未就学児や小学生に愛されるハートフルなマスコット作品を手がけたのでしょうか。
事の真相は、小学館の少女漫画誌『ちゃお』での連載企画にあります。『おじゃる丸』の原案者である作家・イラストレーターの犬丸りんと親交があり、その高度な画力とコメディセンスを高く買われていた児嶋都に白羽の矢が立ちました。彼女はホラー作品で見せる凄惨なタッチを完全に封印し、丸みを帯びた愛らしいキャラクターたちを躍動感たっぷりに描き切ってみせたのです。
当時の連載をリアルタイムで追っていた読者の多くは、作者名「児嶋都」が夜な夜なホラー誌で人体損壊や怪奇現象を描き殴っていた人物と同一であるとは夢にも思いませんでした。後のインタビューやトークイベントで本人が明かした回想によると、「絵柄の使い分けはプロフェッショナルとしての技術の延長であり、可愛い世界を描くことも自身の大切な一面」として自然体で向き合っていたといいます。この驚異的なレンジの広さこそ、職人気質の作画技術を持つ彼女の真骨頂といえます。