ゴー宣から愛子天皇論へ!小林よしのり思想の深層と論壇の激震

ゴー宣から愛子天皇論へ!小林よしのり思想の深層と論壇の激震に関する専門家の意見を分かりやすく解説いたします。

1990年代初頭、『週刊SPA!』で連載が始まった『ゴーマニズム宣言』は、日本の言論空間に決定的な断絶をもたらした。活字中心であった政治評論の世界に、作者自身の感情や生活実感を織り交ぜた漫画表現を持ち込み、扶桑社をはじめとする出版業界の構造そのものを揺さぶった。読者は単なる観客であることを許されず、常に「お前はどう生きるのか」という切迫した問いを突きつけられたのである。

薬害エイズ問題やオウム真理教事件など、当時の日本を揺るがした社会問題の最前線に自らの身を投じ、描き続けた姿勢は、傍観者的なジャーナリズムに対する痛烈な告発でもあった。小林よしのりが提示したのは、客観中立という美名に隠れた無責任さの排斥であり、自己の全責任において発言する「傲慢(ゴーマン)」の引き受けに他ならない。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest