近つ飛鳥博物館の真相|安藤忠雄の巨大階段建築と見どころ完全解剖

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外観のインパクトに目を奪われがちですが、館内の展示空間も第一級の歴史資料で埋め尽くされています。常設展示は「近つ飛鳥と国際交流」「古代国家の形成と巨大古墳」「土木技術と渡来人」という3つのゾーンで構成されており、古代日本の黎明期を立体的に理解できる構成です。

最大の見どころは、藤井寺市の三ツ塚古墳から出土した巨石運搬具「修羅(しゅら)」の実物大復元展示です。大修羅(長さ約8.8m)と小修羅の勇壮な姿は、重機が存在しなかった古墳時代に、巨大な石棺や石材をどのようにして運搬したのかを生々しく伝えています。当時の土木技術と人々の熱量を視覚的に実感できる空間は、大人から子どもまで息を呑む迫力があります。

さらに圧巻なのが、世界最大級の墳墓である仁徳天皇陵古墳(大仙陵古墳)の150分の1復元ジオラマです。墳丘の構造や幾重にも巡らされた濠、副葬品が納められた石棺の内部まで忠実に再現されており、上空からの視点と断面構造を同時に観察できます。一須賀古墳群から出土した金銅製馬具や銀装円頭大刀、渡来人がもたらしたミニチュア炊飯具などの副葬品も多数展示され、当時の東アジア情勢と技術革新の波を如実に物語っています。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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