家電のアース線の取り付け方完全ガイド!端子別の手順とない場合の対処法
家電のアース線の取り付け方完全ガイド!端子別の手順とない場合の対処法の注目ポイントを丁寧に掘り下げてご紹介します。
「アース線を接続しなくても家電の電源は入るし、普通に動く」という理由から、配線を放置してしまうケースが散見されます。しかし、アース線をつけないとどうなるかを正しく理解していれば、その行為がどれほど危険な状態か一目瞭然です。
感電や漏電を防ぐアース線の役割は、家電内部の絶縁破壊や経年劣化によって本体の金属フレームへ漏れ出した電気(漏れ電流)を、抵抗値の極めて低い銅線を経由して大地(アース)へと逃がすことにあります。人体の電気抵抗値は通常時で約2,000〜5,000Ω程度ですが、水仕事中やお風呂上がりで濡れた皮膚では約500Ω以下にまで激減します。もしアース線が繋がれていない状態で漏電した洗濯機や電子レンジに触れると、電気は人の体を通って地面へ流れようとし、激しい電撃による心室細動や重篤な感電事故を引き起こします。
さらに、逃げ場を失った漏れ電流が周辺のホコリや可燃物にスパーク放電を起こすことで、トラッキング火災の原因にも直結します。電気設備に関する技術基準を定める「内線規程」においても、水回りや湿気の多い場所に設置する定格電圧100V以上の機器には、アース(接地極)の接続が明確に義務付けられています。