ヘアアイロン前のオイルはNg?焦げる噂の真相と傷まない正しい順番
ヘアアイロン前のオイルはNg?焦げる噂の真相と傷まない正しい順番について専門的な視点から解説いたします。専門家の見解をご覧ください。
「熱は髪の絶対悪である」という固定観念は、近年の毛髪化学の進歩によって覆されつつあります。かつては熱=ダメージ要因でしかありませんでしたが、現代の処方技術では熱を味方につけて髪を強化する補修メカニズムが確立されています。
その代表格が、植物由来のラクトン誘導体である「γ-ドコサラクトン(エルカラクトン)」や「メドウフォーム-δ-ラクトン」です。これらの成分は、60℃〜180℃程度の熱が加わることで毛髪内部のアミノ基と化学結合(アミド結合)を形成します。シャンプーで洗い流しても落ちない持続的な擬似キューティクルを形成し、うねりや絡まりを抑えて持続的なハリコシを付与します。
ネット上の情報で「アイロン前の油分は一切悪」と一括りに否定されるケースが見受けられますが、これは一般的な植物油脂と熱反応型機能性オイルの違いを混同した誤解です。製品の全成分表示を確認し、熱反応成分が主軸となっている製品であれば、アイロンの熱を補修エネルギーへと変換することが可能です。