ミセスのロゴ変更はなぜ?リンゴマークの意味とフェーズ2の真相を徹底解説

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バンド名およびロゴマークの中核をなす「青りんご」のモチーフ。これには、バンド結成当初から大森元貴が一貫して掲げ続ける明確な哲学が息づいています。赤く熟した果実は完成と収穫を意味しますが、青りんごは「まだ熟していない状態」すなわち未完成・未成熟・初心を象徴しています。「どれだけ大きなステージに立っても、初心の瑞々しさと謙虚さを忘れない」という誓いが、あの果実のフォルムに封じ込められているのです。

関係者の証言や当時のメディアインタビューを紐解くと、大森元貴はバンド名について「爽やかでありながら、どこか毒っ気や違和感を持たせたい」という意図から、女性的な敬称「Mrs.」と「GREEN APPLE」を組み合わせたと明かしています。初期ロゴにおける青りんごは、アコースティックギターや植物の蔦、クラシックなリボンとともに牧歌的に描かれており、まさに思春期の瑞々しい衝動とバンドカルチャーの温かみをそのまま視覚化したものでした。

しかし、フェーズ2のロゴマークにおいて、その青りんごは驚くべき変貌を遂げます。具象的なイラストから脱却し、無駄を極限まで削ぎ落としたミニマルな幾何学ラインによって「りんごの輪郭と断面、そして種」を想起させるアブストラクトな造形へと昇華されました。大森元貴が志向したのは、「誰が見ても一瞬でミセスと認識できる、記号としての普遍性」です。少年期のみずみずしい葛藤を歌っていたフェーズ1から、人間の根源的な美醜や生と死を包括的に描き出すフェーズ2への進化に伴い、青りんごの意味合いもまた「個人の青さ」から「人間存在の普遍的な未完成さ」へと深化を遂げたといえます。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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