N-Wgnはフルフラットになる?車中泊の段差解消と実用性をプロが検証
N-Wgnはフルフラットになる?車中泊の段差解消と実用性をプロが検証の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。
ネット検索で「n wgn フル フラット」と打ち込むユーザーの多くは、キャンピングカーや商用バンのような「真っ平らな床面」をイメージしています。しかし、N-WGNのシートアレンジを実際に試すと、物理的な凹凸が身体に容赦なく伝わってきます。
N-WGN(JH3系)で就寝スペースを作るアレンジは、主に以下の2通りが存在します。
- リフレッシュモード(前席倒し):フロントシートのヘッドレストを外し、背もたれを限界まで後方に倒して後部座席の座面と連結させる方法。ソファーのように足を伸ばしてくつろぐには最適ですが、前席のサイドサポートの隆起や座面の傾斜、背もたれの境目に10cm以上の高低差が生じ、そのまま横臥すると背骨が不自然に曲がります。
- 後部座席前倒し(荷室拡張モード):リアシートを前方にダイブダウン格納し、ラゲッジスペースと一体化させる方法。荷物の積載性は抜群ですが、倒したリアシートの背面が完全な水平にはならず、やや前上がり(約5〜8度)の傾斜が残ります。さらに、荷室フロアとの境界には約7cmの落差がくっきりと現れます。
取材現場で実際にテスターの記者が寝袋を持ち込んで検証した際も、何も敷かずに横たわった状態ではわずか15分で腰に鋭い圧迫感を覚えました。ホンダの革新的な「センタータンクレイアウト」はクラストップ級の室内長を生み出した一方、座面のクッション性や座り心地を重視した肉厚シートが、皮肉にも「就寝時のフルフラット化」に対する物理的ハードルとなっているのです。