吊り橋効果とは?ドキドキを恋と錯覚する理由と長続きしない真相

吊り橋効果とは?ドキドキを恋と錯覚する理由と長続きしない真相とはどのようなものなのか? 専門的な分析を整理してお届けします。

この現象を世界で初めて実験的に証明したのが、1974年に心理学者ドナルド・ダットン(Donald Dutton)とアーサー・アロン(Arthur Aron)が発表した「ダットンとアロンの実験」です。舞台となったのは、カナダ・バンクーバーにあるカピラノ渓谷でした。

研究チームは、揺れて足元がすくむ高さ約70メートルの吊り橋を渡る男性グループと、頑丈で揺れない木製の橋を渡る男性グループの2つを用意しました。橋を渡り終えた男性たちに対し、容姿端麗な女性調査員がアンケートを依頼し、「実験について質問があれば連絡してください」と自身の電話番号を渡すという検証を行いました。

結果は歴然でした。安定した橋を渡った男性のうち、女性調査員に電話をかけてきたのはわずか約12.5%にとどまったのに対し、スリル満点の吊り橋を渡った男性は約50%が実際に電話をかけてきたのです。極限の緊張と恐怖による心拍数の乱れが、女性への強い関心や好意へと変換された瞬間でした。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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