宮沢りえ『サンタフェ』相場高騰!初版・帯付きの最新取引価値
話題沸騰中の 宮沢りえ『サンタフェ』相場高騰!初版・帯付きの最新取引価値について、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。
『Santa Fe』は出版史上、極めて特異な足跡を辿ってきた。発売当時、社会現象を巻き起こして150万部を売り上げたこの本は、需要が一巡した1990年代末から2000年代にかけて、古本チェーンのワゴンセールで数百円で投げ売りされる憂き目に遭う。あまりに流通量が多すぎたため、市場にあふれかえって価値が暴落したのだ。
風向きが変わったのは近年のことである。大量に出回った安価な個体は消費され、廃棄され、状態の良いものが急速に市場から姿を消した。結果として「状態が完璧な初期ロット」が激減し、皮肉にも希少性が一気に跳ね上がることになった。投げ売り時代を経て生き残った美しい個体だけが、いま本物のヴィンテージとして再評価されている。