毒があるのはどっち?ヤモリとイモリの違いを一瞬で見分ける3大特徴
毒があるのはどっち?ヤモリとイモリの違いを一瞬で見分ける3大特徴について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をお届けします。
日常生活で遭遇した際、最も警戒すべきは「毒」の存在だろう。日本本土に広く生息するアカハライモリは、外敵から身を守るために皮膚から強力な神経毒であるテトロドトキシンを分泌する。これはフグ毒と同種の猛毒であり、人間が触れた手で目をこすったり、口に触れたりすると激しい炎症や中毒症状を引き起こす危険がある。鮮やかな赤と黒の腹部は、捕食者に対する明確な警戒色なのだ。
対照的に、民家の灯りに集まるニホンヤモリは一切の毒を持たない。毒針も毒腺もなく、噛みつかれたとしても人間を傷つけるほどの力はない。生息環境も対極的で、イモリが清澄な小川や湿地、水田といった水辺環境に限定されるのに対し、ヤモリは完全に陸生であり、乾燥した人工建造物の隙間を好む。どこで見かけたかという環境条件だけでも、識別はほぼ完了する。