犬の肺水腫の症状と初期兆候|生存率を左右する呼吸数と緊急時の対処法
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肺水腫は突発的に悪化するように見えますが、実際には数日から数週間前より微細な兆候が現れています。代表的な犬の肺水腫の初期症状として挙げられるのが、「運動を嫌がる」「横になって眠るのを嫌がり、お座りの姿勢(起座呼吸)を取りたがる」「夜間や明け方にカッカッと喉に何かが引っかかったような咳をする」といった行動変化です。これらは心肥大による気管圧迫や、軽度の肺うっ血によって引き起こされます。
この初期変化を家庭で科学的かつ確実に捉える最も有効な手段が、犬の安静時呼吸数の測り方を習慣化することです。愛犬が深く眠っている、あるいは完全にリラックスしている安静時に、胸郭(胸とお腹の境目)が「上がって下がる」動きを1回とカウントし、1分間の回数を測定します。
健康な成犬の安静時呼吸数は1分間に15〜25回程度です。この数値が日常的に30回を超えてきた場合、あるいは数日で急激に増加傾向を示した場合は、肺水腫の前兆または初期発症を強く疑う必要があります。動物病院で「異常なし」と言われた経験があっても、自宅でのリラックス状態の測定値こそが最も信頼できる一次データとなります。