『だから僕は音楽を辞めた』徹底考察|エイミーの結末と手紙の真相
『だから僕は音楽を辞めた』徹底考察|エイミーの結末と手紙の真相に関する最新のニュースを速報でお届けします。関心のある方は必見です。
ヨルシカの楽曲群を深く理解する上で欠かせないのが、作中の主人公である青年エイミーと少女エルマの関係性です。『だから僕は音楽を辞めた』というアルバム全体が、エイミーがスウェーデンの街々路を歩きながらエルマへ宛てて書き残した全14曲の手紙そのものとして構成されています。
エイミーは類まれな音楽的才能を持ちながらも、自身が心から美しいと感じる純粋な音楽を作れなくなったことに絶望していました。一方で、天真爛漫に音を紡ぐエルマの才能に対して、強い敬愛と同時に激しい劣等感を抱いていました。エイミーは自らの命を終わらせる場所を探すため、かつて憧れていた地であるスウェーデンへと旅立ちます。
旅の途中でエイミーはエルマ宛ての手紙を書き溜め、古い木箱へと収めていきました。その手紙には、訪れた街の情景や過去の回想、そして「なぜ自分が音楽を辞めるに至ったのか」という生々しい葛藤が赤裸々に記されています。本作の表題曲『だから僕は音楽を辞めた』は、その旅の終着点直前で絞り出された、エイミーの魂の叫びそのものです。