「しらこい」の本当の意味とは?白々しいとの決定的な違いと使い方
「しらこい」の本当の意味とは?白々しいとの決定的な違いと使い方についての最新情報をご紹介します。
言葉が地域を飛び越えて全国へと拡散していく現象は、言語学者にとっても格好の研究対象だ。国立国語研究所による地域言語調査や、日本語学・辞書出版業界の編集者たちによる現代語の定点観測においても、方言の「若者言葉・俗語」化は近年の際立ったトレンドとして注目されている。
従来、方言の越境といえば「めっちゃ」や「なんくるないさ」のように、感情を強調したりポジティブな mood を醸成したりする語彙が中心だった。だが「しらこい」の越境はやや文脈が異なる。相手の作為をチクリと刺しつつも、関係を破綻させないための「低摩擦なツッコミ語彙」を求めていた都市部の若者層に、この言葉がピタリとハマったのだ。
辞書編纂の現場でも、俗語としての用例採取が精力的に続けられており、単なる方言の枠組みを超えた「新世代のコミュニケーションツール」としての再定義が進みつつある。